« MOTOWNが〜!! | Main | ソウル買い物王 »

ブラザー・レイ

2、3日前、Kaiserさんのブログ「HELLO WORLD II」で、レイ・チャールズのネタがエントリーされていた。もちろん、アカデミー賞絡みもアリで。
今回は完全にKaiserさんとこへのレスです。というわけで。


う〜ん、言われてみれば確かにレイ・チャールズのコレクターってきかないなぁ。オレも、実はアナログ時代にRhinoから出たベスト盤2枚しか持ってないです。ABC-パラマウント時代のやつね。あとライヴ盤もあったな(オレは超ライヴ盤フリーク)。アトランティック時代の曲は、いろんなオムニバスに入ってるのを聴いただけ。せいぜい10曲くらいかな。やっぱりね、レイってソウルとかゴスペルっていうよりはC&Wなイメージがあったんだよね。「愛さずにはいられない」とかね。あと「我が心のジョージア」みたいなスタンダードとか。

genius_live「Genius Live In Concert」
発売は73年だけど、録音は64年のライヴ盤。ABC時代の音源です。




例えば、音楽にはまり始める頃って、ハードで分かりやすいものから聴いていくじゃない? オレなんかの年代だと、それはハードロックだったりするんだけど、ソウルやR&Bなんかも同じだと思う。まずはJBとかアレサとか、サム&デイヴとか、そういうハードで分かりやすいものから聴くじゃない。いきなり「サム・クック素晴らしいよな〜」とはならない。今でいえば、何だ? デスチャ聴く前にケリー・プライス最高!とはならないでしょ。

soul_of_a_womanKelly Price「Soul Of A Woman」
数々のバックアップシンガーなどを経て、ロナルド・アイズレーがプロデュースに絡んでる1st。モロにゴスペルな歌は快感よ。




で、レイ・チャールズって、そういう意味で言うと、すごく分かりにくい位置にいる訳。レイを知ったときには、すでに彼はソウルミュージックの創始者として素晴らしい存在だと語られていたし、でも音を聴いてもそのソウルらしさが感じられない。「我が心のジョージア」がソウルだっていわれてもなぁ・・・って思うじゃん。まぁ、オレが勉強不足だったってのも大きいんだけど、みんなそんな感じだったんじゃないかな。
あとね、個人的な趣味として「What I'd Say」があんまり好きじゃなかったってのもある。あんまりオルガンを前面に出したサウンドって好きじゃなかったんだよね。ジミー・スミスとかも苦手だったもん(ドアーズは好きだったけど)。でも、それもゴスペルを知ってから少し変わりました。で、レイの音楽の下地にはゴスペルがあるってことも知って、アトランティック時代のベストでも買ってみようかな〜と思ってから幾年月。懐はいつも木枯らしですわ。

どっちかというと、レイのカヴァー曲の方が好きだったりして。ステイシー・ジョンソンの「Drown In My Own Tears」とか。アイク&ティナ・レヴューのライヴに入っていたこの曲は衝撃でした。この曲を最初に歌ったのはルーラ・リードという人なんだけど、残念ながらこの人のヴァージョンは聴いたことありません。「Hallelujah I Love You So」もカッコいいカヴァーを聴いたことがあるな。誰だっけ?

lula_reedLula Reed「I'm Gone Yes I'm Gone」
残念ながら、この盤では「Drown In My Own Tears」の元曲「I'll Droen In My Teras」は聴けません。この人、サニー・トンプソンの奥さんだったっけ?


live_1964_and_1967「アイク&ティナ・ターナー・レヴュー/ライヴ1964&1967」
アイク&ティナとその一座の熱〜いライヴがたっぷりと聴ける、64年と67年のライヴの2in1。


オレもまだ「Ray」は見てないんですが、映画としてはどうなんでしょう。結構評判いいみたいですが。音楽映画(ライヴとかじゃない、所謂自伝もの)って、いいところ(ってか絵になるところ)しか描かないからな〜。「TINA」にしたって、アイクはただの悪者になってるし、「永遠のモータウン」だっていいとこしか描いてない(キャロル・ケイがかわいそすぎです)。はっきりいって、ファンク・ブラザーズはシュプリームスとかフォー・トップスのバックなんかつけてませんから! まぁ、「Ray」もDVDになったら見ます。それにしても「Beyond The Sea」ってボビー・ダーリンの映画なんですか! 映画には疎いので知りませんでした。こっちも見たいずら。

tina「TINA」(DVD)
ティナ自身も言ってたと思うが、やっぱりアイクがいたからこそのティナ。アイクのA&R、バンドリーダーとしての才能はもっと評価すべき。ただし、作曲とギターは過大評価しすぎな気もする。愛すればこその苦言だよ!



motown「永遠のモータウン」(DVD)
限定という言葉につられて、タワーレコード限定のパッケージを買っちゃいました。でも、バイヤーさん曰く、「通常のパッケージの方が売れてるよ」とのこと。だろうな〜。保存に困るもん。それにしても60年代モータウン・ウエストの存在は、いつ公にされるのだろうか。





それにしても、「いとしのエリー」をオーティス・クレイが歌ったのがあるんですか!? 自分のバンドでオーティス・クレイをやってる身としては、そんなこと言われると夜も眠れなくなっちまいます。探さねば・・・

ellie_my_love日本では、レイ・チャールズ=「いとしのエリー」なんだろうな。プロモのみのアナログっす。




raelettes探さねばといえば、ちょっと前にネットをほじくってたとき、Perri(いいグループです)のベスト盤のインフォなんかと一緒に、レイレッツの見たこともないジャケが載っていた。どこぞのマイナーレーベルから編集盤でも出たのかなと思い、タワーに行ったがみつからない。データベースも検索してもらったのだが、出てこないってことはブートか・・・盤起こしだったらヤダなとか思っていたのだが、どうやら買いですかね。Kaiserさんの情報網はホントにすごいですね〜。
レイレッツといえば、あのクライディ・キングやメリー・クレイトン(この2人に加えて、ヴェネッタ・フィールズ、グロリア・ジョーンズ、クラウディア・リネアーの5人でサザンロック/スワンプ系の女性バックコーラスの8割をこなしてるといっても過言ではない)を輩出したグループ。その前身はクッキーズというグループなのだが、ビートルズがカヴァーした「Chains」などのオールディーズファン好みの曲は、60年代に入ってからの再結成クッキーズの方です。

merry_claytonMerry Clayton「S/T」
キャロル・キングなどと同じ、ルー・アドラーのOde Recordsからのリリース。そういう時代です。



crydie_kingBrown Sugar featuring Crydie King「S/T」
よく見るラジオ局へのプロモーション用のサンプル。内容はイマイチ。



claudia_lennearClaudia Lennear「Phew」
今回紹介した中でもとりわけスワンプ色が強いアルバム。なかなかいい出来ですが、ソウルではありません。それはほかも同様。


share_my_loveGloria Jones「Share My Love」
このグロリア・ジョーンズって、マーク・ボランと結婚した(実際には籍は入れなかったらしいが)あの人ですか? ポール・ライザーのプロデュースでモータウンからのリリース。

ヴェネッタ・フィールズ(長らくアイケッツ〜ミレッツに在籍)のソロアルバムってないんですかね。
どの人にも共通していえるのが、歌い方がゴスペルというよりもティナ・ターナーの影響が強いこと。あまり語られてないけど、これ結構重要だと思うよ。


souled_outレイはタンジェリンという自分のレーベルをもっているのだが、ここからレイレッツの「Souled Out」というアルバムが66年に出ている。だが、なぜかそのうち4曲はアイク&ティナ・ターナーが収録されているのだ。この時期のアイク&ティナはワーナー(Loma)やケント、そしてあの「River Deep Mountain High」を生み出したフィル・スペクターのフィレスとの契約など、何がなんだかわからんレコードが乱発状態になっていた時期で、そんな中、なぜタンジェリンからこんな形でレコードが出たのか? 誰か知りませんかねぇ。

さて、ジェイミー・フォックスってあのジェイミー・フォックスだったんですね。ジャケを見て思い出しました。懐かしい・・・というか、もう誰が誰かわかりません。それにしてもジミー・ルイスをこんなに追っかけてるなんて・・・。オレはホットランタのアルバム(アナログ)を見つける度に、値段を見てエサ箱に戻してます。CD買うか・・・。


そういえば、レイ特集のコレクターズ買ったのにまだ読んでなかった。
ここ2〜3号買ったまま読んでないな。
怠け過ぎですか?

|

« MOTOWNが〜!! | Main | ソウル買い物王 »

SOUL/R&B」カテゴリの記事

Comments

こちらにコメントさせて頂くのは初めまして!ですね。勝手にお邪魔致します。
といいますか、昨日kaiserさんよりも早くオサワリしていたのですが、コメントが消えていました(笑)

ん~、圧巻な文章!
じっくり読ませて頂いてしまいました。

Kelly Price=Soul Of A Woman=
のジャケと動くKellyの画に当時かなりの衝撃を受けてしまい、以降ジャケの女性を信用しなくなりました。という強烈記憶のAlbumをあげられておられましたのでオサワリしたくなった次第。

TinaはIkeがいてのティナ!
にとても賛成です。その当時のTina楽曲が好きです。
DVは最低!だと思いますが、IkeもBobb男にも何故かとても同情を覚えてしまいます。

最後に…Rayですが
いいところしか描いていないです。
12人も子供がいるならもっとドラマがあるんじゃないか?と怪しんでいるmaimaiです。

  お邪魔しましたm(_ _)m

Posted by: maimai | March 03, 2005 at 09:34 PM

うわー。どこからコメントしたらいいか悩んだので秀丸開いてしまいました。
まずはTBありがとうございます。またRAY CHARLESは実はSOULファンにあんま人気ない、という自説を裏付ける証人になっていただいてありがとうございます。

LULA REEDは僕も聞いたことないです。FREDDY KINGとの録音は聞いたことあると思うのですがあんま覚えてないです。美人だなーってことしか。掲載してるのはOFFICIAL盤のLPのジャケですね。よくもまあOFFICIALなんて名乗ってるな、というぐらい権利関係の怪しげなレーベルだけど今でも渋いCDを出してますね。

IKE & TINAのライブは名義とは裏腹にJimmy Thomasとかゲスト・シンガーを聞くアルバムですね。そういやTINA TURNERのファンもSOULファンには少ないような気がします。

"BEYOND THE SEA"は予告見る限り凄そうでしたよ!なんつってもケビン・スペイシー本人が歌って踊ってるんですけどうまいんですわ。天才俳優という一言でくくれる存在ではないです。サントラもケビン・スペイシーが歌ってるみたいなんで聞きたいんですけど、残念ながら僕はBOBBY DARLIN本人の録音をよく知らないんですよ。

「永遠のモータウン」タワー限定が売れてないってのは笑いました。限定にはすぐ釣られる僕でも実物見て躊躇しました。結果、中古待ち、となってます。まだ見てないんですよ。まあ当初から出演者の人選に「んー?」って思ってたせいもあるんですけど。

OTIS CLAYの"ELLIE MY LOVE"はライブ録音なんですよ。今でも来日公演時は必ずやる
レパートリーですよ。(シカゴで見た時はやってませんでした。)
いつかOTIS CLAY "THAT'S HOW IT IS"に関するエントリーでもやりたいんですが(CASH McCALLとかも取り上げて)、見てくれるのはいけたなさんぐらいだろうし、7"まで言及するのは身分不相応なんで多分やらないです。w
ほんまのシングル盤マニアには全然敵わないですし。

RAELETTESメンバーのソロLPは全然持ってなくて勉強になりました。ちなみにGLORIA JONESはまさにBOLANの奥さんです。10年程前、誰かのマネージャーとして来日して、関係者にMOTOWNでのSISTERS LOVEの未発表LPのテープを売り込んでたらしいです。そのテープはマニア間で出回ってるそうです。

ではでは。
またSOUL系エントリーを書くその時まで・・・・。

Posted by: Kaiser_Sosae | March 03, 2005 at 02:32 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/68992/3137179

Listed below are links to weblogs that reference ブラザー・レイ:

« MOTOWNが〜!! | Main | ソウル買い物王 »